偏食おぼっちゃま
防衛相が、イラク開戦の判断は誤り、とひとごとのような発言をしているが、首相の安部氏は、これが「美しい国だ」と書いたはずの自著で自衛隊派遣の「大義」をいろいろ述べているが、開戦そのものについてもその後のイラクの状況についても何も語っていない。開戦がなければあのような海外派遣はない。開戦について語れない人間が、派遣できる体制づくりをしたわけだ。これではおもちゃを欲しがっただけにしか見えない。イラク戦争が「美しい」のかどうかを語るべきだ。
彼は伝統とか文化とかとよく口にしているが、初詣は伊勢神宮と明治神宮らしい。建ってから100年もたっていない明治神宮を「由緒ある」という彼にとっての「伝統」とはどういうものなのか? 東京でならたとえば神田明神など歴史もあるし生活に根付いた文化もあるが、やはり朝廷に逆らった平将門ではだめということか。伊勢はまあ、そうですか、といったところだが、二度も、しかも東京でまであえて天皇がらみを選ぶところに彼の「伝統」「文化」に対する感覚がよく表れている。東国の「由緒」ある神社なりを選んでいたらちょっとは彼に対する興味もわいたのだが。
安部氏は、米国は建国してから200年程度の実験国家といいつつ、「日本は明治以前からずっとあった」ということで伝統のある国ということを書いている。しかし、たとえば沖縄や北海道の大部分が「日本」である時代はその実験国家レベルの期間でしかない。郷土の伝統やら歴史やらと「日本国」との関係は、地域によっても立場によっても違う。古代帝国の一般的な姿ではあるが、大和朝廷は侵略によって徐々にその版図を広げてきたのであって、今の「日本国」はまさにその侵略の歴史の中でつくられたものだ。郷土の伝統や歴史を愛することと「日本国」を愛することが場合によっては矛盾することもありうるのだが、そういうことを考えたことはあるのだろうか。そもそも「日本」とは何か、ということすら真剣に考えたのかどうか。どこかでの言動でそういう形跡があったら紹介してほしい。
彼も含めて誰が何を「伝統」と評価し「美しい」と感じてもかまわないが、それは好き嫌いの問題である。論理で説明することすらできないそんな個人的な価値観を政治に持ち込む感覚自体が、独裁者の発想であることは前にも書いた。ただひたすら自分の好きなものを求めて憲法やら教育やら共謀罪やらの手段や道具を欲しがる偏食おぼっちゃまがいかに危険であるか。道具そのものの危険性を認識していない偏食おぼっちゃまにそれをいじらせてよいのかどうか。そういうところを見極めていかなければならないだろう。まさに日本国の教育レベルが問われている。
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» 総理夫人のブログを見て、なぜか感動! [芸術的な日々]
安倍昭恵のスマイル・トークってブログを知って読んだんだけど、まあ、見事にできております。
というか、ゴーストライターがいるんだろうけど、まあ、うまく書けたもんだと思いますね。
これで女性の支持を何とか確保しようという魂胆か。
まあ、政治家はポピュラリティのためには何でもなさいますから。
でもまあ、政治家っていうのは、家族というのが、いわゆるお仕事なんでしょうね。
結婚だってお見合いだろうに、親に決められた。好きでもなくても、家柄に合わせて結婚するんだな。好きでもない相手... [Read More]
Tracked on Sunday, January 28, 2007 at 09:43 PM
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ユーキャンの資格講座の一覧やユーキャン講座の活用ガイド情報サイト [Read More]
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» 受信料支払い停止の会の集会に出席しました [芸術的な日々]
Excite エキサイト : 芸能ニュース
以下は共同通信記事の転載です。
受信料支払い停止呼び掛け NHK番組改編で集会
NHKの従軍慰安婦特集番組改編問題で、番組制作に協力した市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」などが5日、緊急集会を東京大学(東京都文京区)で開き、参加者らが「NHK受信料支払い停止運動の会」の結成を発表した。
同会は、NHKが番組の政治家への事前説明をしないことを決め、問題となった番組を再放送するまでは、受信料の支払い停止を視聴者に呼び掛けると... [Read More]
Tracked on Monday, January 29, 2007 at 11:38 PM
» No prescription percocet. [Is darvocet stronger than percocet.]
Canadian prescriptions and percocet. Percocet. Percocet 7.5 generic. Identify a percocet 93-490. [Read More]
Tracked on Thursday, September 27, 2007 at 09:59 AM
Comments
今の保守と呼ばれる人達の伝統的価値観って、明治後期に形作られた「富国強兵」的な価値観なのでしょうね。だから、意外に西洋的価値観も混じっているんですよね。国旗国歌の強制や男色が禁じられたのと同じように。
朝生で日本は単一民族だからアメリカの占領統治がうまくいったと発言した自民党議員に対し、福島瑞穂さんが「単一民族ではありませんよ」と口を差したことがあったのですが、単一民族にされてしまったから、統治がしやすかったということなんでしょうね。
Posted by: マサガタ | Sunday, January 28, 2007 at 12:41 PM
価値観というより統治のための道具として西洋的なものを入れただけでしょう。価値観としては国家神道ですから。国民はあくまで国に属しているのであって、契約関係ではありませんし。
日本列島は東西だけでも、民族的にも文化的にもかなり異なっているわけですが、はっきりいいまして、安部氏は明治以降の国家神道的感覚で適当に「伝統」とか「文化」とか言っているようにしかみえません。彼のいう国家像も基本的にその一環ですね。
それにしても、彼の著書をほかの政治家がどう読んだのか興味あります。求心力を得られるとはとても思えませんので。
Posted by: 安田 | Sunday, January 28, 2007 at 06:57 PM
書き忘れましたが、男女関係についてもそうですね。日本においても性についてはアジアらしい開放的なものがあったわけですが、西洋的としか思えない「倫理観」がいまだに続いています。結婚観についてもそうですし。
Posted by: 安田 | Sunday, January 28, 2007 at 07:04 PM
ちなみに安倍夫人に関してはどう思われます?
私は夫人のブログを読んで、騙されているとは分かりながら親しみを感じている次第です。TBで、それなりの意見を書きました。
Posted by: マサガタ | Sunday, January 28, 2007 at 09:46 PM
普通の人らしい穏やかな文章ですね。夫人のファンにはたまらないでしょう。読んでからファンになるという類の印象は私は受けませんでしたが。週刊誌に出てましたが、安部氏は本当に箸の使い方がなってないのだということは確認できました。
Posted by: 安田 | Sunday, January 28, 2007 at 11:56 PM
書き足しますが
夫人は選挙活動にもかかわっていますので、あくまで政治運動の一環としてのブログです
言うまでもないことですが。
それにしても、選挙の応援に首相夫人が来て、夫が地域のために協力します、と発言しても何の公約にもならないのですが、これで投票する人がいると考えているということでしょうか。「美しい国」の選挙は人気投票であるということでしょうかね。
Posted by: 安田 | Monday, January 29, 2007 at 08:31 PM
安倍氏に関わるこういうニュースが出ました。
このことに関して記事かコメントを。ジャーナリズムに大いに関係することです。
http://www.excite.co.jp/News/society/20070129210200/20070130M40.056.html
ちなみにこれに関連する集会に出席した私の体験談をTBしていますので読んでください。
確かに安倍首相、箸の持ち方変ですよね。美しい国の伝統を知らないのか。また、そんな夫の醜態を堂々とブログに載せる夫人もどの程度の教養の持ち主であるのか。
Posted by: マサガタ | Monday, January 29, 2007 at 11:34 PM
発表時に取材対象に対する批判的な話を入れるのであれば、事前にそれをぶつけなければなりません。新聞社にでも入れば一年生の初期の段階で叩き込まれる基本的な職業倫理であって、まずこれを怠った時点でこの番組はダメ番組でしょう。
しかし、期待権というものが濫用される危険性がかなりありますので、情報の発信側にとっても受け手にとってもこの判決はマイナス面のほうが多いように思います。
「美しい国」は“強制”されなくても自ら意を汲むことでつくられていくのでしょう。
Posted by: 安田 | Tuesday, January 30, 2007 at 06:50 PM
安田さま
そう。日本の男女関係はとてもおおらかだったのです。義妹が新人記者だったころ、派遣された支局管内では「ちとちんとん」「つぶろさし」という、”2大生々しい祭”があったそうです。ここで詳しく書くのははばかれるのですが、はっきり行ってクリスチャンが見たら卒倒しそうなコスチュームを着た男性が練り歩くという。義妹は平気で写真撮って、一緒に酒を呑んでご機嫌で取材したそうですが、彼女の前任者の女性は祭の男性たちに胴上げされ(盛り上がっていたのでしょう)、「ムラを訴えてやる」と本気で怒ったそうですよ。まあ、それぐらい強烈なまつりということで
もともとムラ祭なんて、その間は自由恋愛で誰とデートしてもよいというのが主旨ですしね。
義妹は在日ですから、儒教信者で日本人よりはるかに貞操観念はあるのですが、それでも日本生まれの戦後育ちですから、昔のハルモニ(おばあさま)たちに比べたらはるかに進んでいます。彼女の親戚の女の子が「好きな人と同棲したい」と親に訴え、大反対され、(彼女のところに)家出してきたとき、義妹はずらっと並んだ親戚を前に言いました。
「結婚は資本主義に伴ってできた財産を子供に委譲するための手続きにすぎません。4年で恋愛感情が終わる人間の本能に逆らった近代的なシステムです。人は成長するもので愛する対象が時と共に変わるのは当然のことです。世間とやらの得体の知れないものに媚びて結婚や形式にこだわるのは極めて非人間的です。人性の中でお互い愛し合える人が見つかるのは稀なことなのですから、一緒に住まわせてあげたらどうでしょう」と演説をぶち、今、この親戚の子は幸せに暮らしています
さわ
Posted by: 沢宏子 | Wednesday, January 31, 2007 at 09:08 PM
日本の地域社会がわけ隔てなく子どもの面倒を見ていたのは、誰が父親だかわからなかったので、地域の子ども、という扱いだったからという説もありますね
結婚は契約行為ですが、そうした説明をしても納得する人はあまりいないですので、その演説をきっかけに受け入れたみなさんはかなり懐が広いと思いますよ
契約行為と、二人の人間が何がしかの関係を持つということは必ずしも内容が一致しないわけで、そうしたことを考えたことがあるかどうかという点は相手選びの上でも重要だと考えます
Posted by: 安田 | Thursday, February 01, 2007 at 12:13 AM
安田さま
確かに。うちのプー太郎弟と結婚した嫁(今、イラン放浪中)は恋愛感情100%で結婚して夫を食べさせていますからね。そこには女性からの契約はないですね
そうか、、ヨメの親戚はかなり固そうに見えるけど、そういわれればかなり柔軟な一家なのですね
さわ
Posted by: 沢宏子 | Thursday, February 01, 2007 at 05:04 PM
柳沢発言、どう思われますか?
安田さんはまだ独身で子供もいませんよね。私もですが。
周りから結婚しろとか子供産めとか言われません?
独身で子供を作らない輩は「不健全」だそうです。
いや、不良品なのでしょう。
安倍内閣では。
Posted by: マサガタ | Tuesday, February 06, 2007 at 11:23 PM
少子化の話を数字でやろうとしているのでしょうけども、それでも「機械」という例を出す必要はないし、普通は出てこない例なので、日ごろ話しているか思っている言葉なのでしょう
「健全」というのも数字的に人口を増やしていくうえで健全という無機的な意味で言おうとしているようにも受け取れますが、「そういう若者の健全な、なんというか希望というもの」という言い方なので、やはり子どもを二人以上持ちたいと思うかどうかという考え方の問題を言っているわけですね。国政上の課題であるにしても、健全かどうかという表現は普通は使わないですね。他の自民党員の擁護もかなり無理があります。
安部氏の「美しい国へ」の内容からすると、「健全」発言はその思想から外れるものではないはずです。「美しいかどうか」を政治の基本においているのだから、閣僚が「健全かどうか」を口にするのも当然です。言い方が違うだけで、これぞ安部政権という発言でしょう。
言葉でまともに説明できないくせに、政策の中身を判断しろ、とは笑わせます
しかし、頭悪いんじゃないかと思います。危機管理意識まったくなし。これで安全保障だの教育改革だのを進めてしまうのだから驚きです。自分ができないことを政治とか社会のせいにしているだけとしか見えません。安部氏の原点は「ぼくのおじいちゃんをいじめるな」ですし、安部政権の基本は“コンプレックス”から生まれたやつあたり、といった印象です
Posted by: 安田 | Wednesday, February 07, 2007 at 01:24 PM
「コンプレックス」というのはやっかいなシロモノですね。それが権力と一緒になると恐ろしいのは豊臣秀吉その他で明らかですね。子供がないというのは、子育ての体験がないということで足らないものがあるわけで、事実として「不完全」だと思いますが、まあ自分は「完全」だとか「健全」だとか思ったり、公言するのは美しくないですね。ワタシニハ!
Posted by: 速水 | Wednesday, February 07, 2007 at 03:39 PM
そもそも「美しい国」なんて言葉を連呼していること自体が恥ずかしい
Posted by: 安田 | Wednesday, February 07, 2007 at 07:47 PM