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Saturday, September 02, 2006

ケンカ

 SIM話の続きだが、総務省はSIMロックというものは適切な競争環境をつくるためにで改善の余地あり、と考えていたらしい。総務省がここまで考えているかは分からないが、端末を買うと強制的に電波も制約されるというビジネスモデルは、下手すると独禁法に引っかかるんじゃないかという見方もあるようだ。欧州では、SIMロックは一定期間内に外さなければならないという規制がある国もいくつかある。
 日本以外のほとんどの国では同じ電波の規格を共有していて、SIMカードを入れ替えれば同じ端末をどこに行っても使える。ということは、端末はいいものが選ばれるし、電波も感度や値段によって選別されるわけで、それぞれ厳しい競争にさらされる。当然、通信費は安くなるし、imodeみたいなオモチャではなく、普通にインターネット接続ができる端末と回線が整っている。イラクだってネット接続できるしかなり安い。そういう中で生き残ってきているのが海外端末メーカーであって、はっきり言って、日本メーカーの端末など海外ではオモチャにもならないレベルで話にならない。これは総務省もほぼ認めている。
 DoCoMoやVodafoneがわざわざSIMカード方式にしているのは、どうやっても勝ち目のない海外端末を日本でも使えるように導入しただけではないかと思う。端末と電波を完全セットにするならば、SIMカード方式にする必要はない。SIMカードというのは、入れ替えれば違う電波で通信ができるというところに意味があるのに、カード方式なのにロックをかけるというのは、はっきり言って常軌を逸している。
 わざわざSIMフリーのものにSIMロックという改造を加えてユーザーに不利益を与えているのが日本の携帯業界だ。総務省がこういう状態に警鐘を鳴らし始めた矢先に、Vodafoneはサツに手を回してSIMロック解除業者をわけの分からん理屈で犯罪者に仕立て上げ、実質的にはSIM解除という行為そのものをつぶしにかかったわけだ。完全にケンカを売ったわけである。
 海外では共通の規格になっていることもあって、SMSを国境を越えて送ることができる。インドネシア・アチェのゲリラGAMは、欧州にいる最高幹部らとの連絡も含め、SMSで行っていたと聞く。まあゲリラに限らず、外国の人間と安く気軽に携帯でメールのようにやりとりができるわけだ。イラクなど治安が悪すぎてネットカフェに行くのも命がけだが、DoCoMoあたりが心を入れ替えてSMSくらい普通にやりとりできるようにすれば、彼らもわざわざ命をかけなくても家の中で携帯をいじればこちらとやりとりできるはずだ。
 技術の面でもコミュニケーションの面でもひたすら閉じこもることで生き残ろうというのが日本キャリアの方針のようだ。日本のユーザーはそんな世界の状況など知らされずに、連中の思うがままに引きこもり状態にされているわけだ。こうして日本はどんどんと世界から取り残されていく。繰り返すが、SIM解除業者を逮捕して不利益をこうむるのはユーザーである。

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Comments

純平さん

お久しぶりです。なんだかブログ開始当時の静寂さが戻ったようで懐かしい気持ちがします。にもかかわらず、ミーハーな私が登場してすみません。ジャーヘッドってスキンヘッドの一歩手前くらいのヘアースタイルですか。

院生活もあと実質5ヶ月余りとなりました。頭の方はまったく良くなっていませんが、通常の生活では会うことの出来なかった様々な年代の人たちと接することがでたことが最大の魅力だったと思います。「人は人を通して学ぶ」ということがこの一年半の最大の学びでした。以前純平さんも「日本のコミュニティーは殆ど壊滅状態」というようなことをおっしゃっていましたね。子どもも大人も、人は人を通して、又は社会を通して言葉と思考を発達させながら成長する動物なのですね。アイデンティティの定義づけも「人を通して見える自分」だというふうに教わりました。社会も家庭も壊滅状態の日本の中では自ら積極的に健全な人間関係を求めない限り、健全な思考と言葉を発達させることは困難であると思い始めました。ということで、純平さんがこのブログで、軽く思考のトレイニングをしてくださることにより、私は純平さんの言葉に触れ、自分なりの思考を巡らせることができます。本当にありがたいブログです。

ところで、カップルはお互いの何をどう見合ってくっ付いているのかということに興味があり、悪趣味なのですが、彼・彼女のいる人や、幸せそうな既婚者に馴れ初めやプロポーズの言葉について聞いています。自然に魅かれあって一緒にいるので特別なプロポーズのことばは無いと言う人が多いです。照れているのか、私に話すのがもったいないのかはわかりません。中東の人たちはどうなのでしょうか。日本人のようにシャイで派手なプロポーズを避けたがる民族なのでしょうか。それとも気持ちを全て言葉で言い表す民族なのでしょうか。個人差はありますが、民族性というのも確かにあるように思います。また、自分から結婚のプロポーズをしたという女性にはまだ会ったことがありません。男性教授が夕食会で、「自立している女性の方、日本のシャイボーイを是非一人幸せにしてやってください。」と女性からのプロポーズを推進していました。が、この教授にもプロポーズの言葉は教えていただけませんでした。奥さんからのプロポーズの言葉を大切にしたいのだろうな!と思いました。ここで、唐突ですが、純平さんは異性から言われて「心に響いた言葉」などありますか。やはり、純平さんも、私的なことは発表できませんか?

と、長々書きましたが、言いたいことも聞きたいことを書いたので、これにて退散します。不躾でごめんなさい。

ドキン

Posted by: | Saturday, September 02, 2006 at 02:56 PM

難解な文章でなければいいんですが

異性から言われた言葉ですか。いろいろ差しさわりがあるのでここでは控えますが・・・w
中東では都市部の若い連中なら積極的に言葉で口説いてそうですけども、多くの場合が家族の紹介とかで結婚するんじゃないですかね。その場合どう口説いているのやら。
宗教的にも夫婦仲良くせいよ、という教えのようなものがあるし、街中では手をつないで歩いている夫婦らしき男女はよく見かけます。普段の印象から考えると、日ごろから言葉でもいろいろやってそうな気はします。

Posted by: 安田 | Sunday, September 03, 2006 at 05:56 PM

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