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Tuesday, March 14, 2006

保険微妙

 最近わけあって古い雑誌をいろいろ見ているが、話の流れで04年4月のイラク人質事件関連もいくらか読んでみた。当時はぜんぜん雑誌等は見ていなかったのだが、私についても結構いろいろと書かれていて、捏造も多くていまさらながらやっぱりムカつきますな。非常に勉強になる。しかし、なんとも無茶な論理構成のものも多く、彼らもムカつきながら書いていたのだろうということがよく分かり、当時の雰囲気がなんとなく分かって面白い。
 イラク・アルビル近郊にいるクルド人の友人はイラク戦争後警察官になり、三日に一度夜勤というしんどい生活をしているが、オフということでSkypeで電話をしてきた。音声が通じないのでチャットに切り替えたが、現地時間は午前3時で、まだ若い彼はオフということで深夜までネットカフェにいったりなんだりで遊んでいたようだ。イラク北部はいぜん落ち着いているもよう。
 もともと時計修理職人だった彼にはお土産に自動巻き腕時計を買っていったのだが、彼の親戚でもあるアラブシーアの私の友人に買ったものは昨年アエロフロートに持って行かれた。その保険請求はいまだに回答がなく、問い合わせたら「まだ調査中」という。これで保険がおりなかったらそれなりの対応をしないといけないが、どんな理由を言うのかけっこう楽しみだ。
 04年の拘束中の保険が出たことは前に書いたが、明細を見るとカメラとレンズが一体扱いになっていることに気づいた。規定で、一個または一体のものについては最大10万までしか保険金が出ないことになっているので、約20万のカメラと5万くらいのレンズで合わせて10万だった。これが別扱いならば、経年償却率を引いてもカメラは最大の10万、レンズは4万くらいにはなるので、それだけの差が出たはずであった。問い合わせると、「一体としてしか使用できないものについては一体扱い」ということなのだが、その判断基準は規約に書いておらず、「書いてしまうとケースバイケースの対応ができない」というので「一体にならないケースもあるのか」と聞くと、「ちょっと思い当たらないですねえ」という話だった。レンズをつけずに本体と切り離して持ち歩いている最中に盗難にあっても、一体としての扱いになるという。
 ということなので、たとえば携帯ストラップにダイヤモンドがついていても、携帯につけないと使用できないものということで、携帯と一体扱いで最大10万までしか出ない。ブローチなんかは服につけないと使用できないので、服とブローチがくっついていなくても同時に盗まれれば一体扱いで最大10万だ。これを規約に書いてくれていれば、一体扱いにしない会社を探して契約するのだが、業界の慣習としてそうなっている、ということで、どこもこんなものかもしれない。探してみるとよいかも。
 保険金は購入金額が計算の基本になるので、デジカメなど市場価格ではあっというまに下がるものの、保険の査定では経年償却率で機械的に値引きするだけなので、市場価格の倍近い金額になることもある。しかし、たとえば100万円で買った壺が割れてしまっても、実は100円しか価値のないものをだまされて買っただけだった場合、鑑定されて100円になってしまうようだ。では、陶芸家が持ち歩いていた自作の茶碗が割れたとき、鑑定してみたら50万円くらいの価値があると分かった場合、原価はただの泥なのだが保険金はいくらになるのかと聞いてみたところ、鑑定額のほうになることもあるかも、とのことで、価値があると思っているものなら鑑定を要求するのもよいかもしれない。ちなみに、「盗まれたものはうちの家宝だった」といって実際の価値よりも高額な保険金を求めた人もいるそうだが、家宝かどうかは本人だけの問題なので相手にされなかったらしい。

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Comments

交通事故で保険会社とやり取りしたとき、指輪が壊れたのですが、買ってから年数が経ってるからといって金額が下げられたけど、人から買ってもらったものでそれは取り戻せないと言ったらもとの値段は出たと思うな。まあ高くなかったからだと思うけど。

Posted by: 速水 | Tuesday, March 14, 2006 at 01:08 PM

わたしもアチェでの盗難について、保険会社とはやりあうことになりそうです。友人宅にて盗難に遭ったと言ったら、その時点で事故報告を受け付けてくれなかったので、「今日からホテルに移る」と言い張りました。もっと困るのは、事故報告受理書を出してくれない地元の警察。麻薬切れの警察官に、パソコンの前に座らせるのは、至難の業でした。一度も捜査に来ないし、「容疑者」は判明している(本人が大麻を吸っているあいだに自白した)けど、証拠がないから警察にも言えないし、ちゅーか警察もグルっぽいし。これで日本の保険会社とやりあわなくてはならないかと思うと、けっこう憂鬱です。

Posted by: 佐伯 | Wednesday, March 15, 2006 at 01:01 AM

速水さん

それは「もらった」という価値ではなくて、市販されてないとかで希少価値があるということでは? そうなると鑑定結果はよいかもしれんですね。

Posted by: 安田 | Wednesday, March 15, 2006 at 02:25 AM

佐伯さん

まだアチェですよね。PCの前に座っても事故証明書だしてくれなかったんですか。。。
アチェの警察ならどこでもよいから、保険請求用だとかいって書いてもらったほうがよいですね。連中がグルだとしても、事故証明書を書いたところでただの紙だし、彼らの不利にはならないですし。なだめすかして、喜ばせて、なんとか書かせたほうがよいですね。
アチェでだめならメダンとかでもいいかもしれんですよ。

Posted by: 安田 | Wednesday, March 15, 2006 at 02:34 AM

軽量小型で、価値の低減した品物を、いくつか旅行のさいのカバンには常に入れておくことにしようと思った(w

Posted by: 宇多 | Wednesday, March 15, 2006 at 02:54 AM

宇多さん

はからずも盗難にあったときは、はからずも妥当な保険金をいただくしかないですからね

Posted by: 安田 | Wednesday, March 15, 2006 at 05:29 AM

「(麻薬を買う)カネがないからちょうだい」という警察官に20万ルピア(2500円ぐらい)払い、Wordのつかいかたを「指導」して、なんとか出してもらいましたよ。さて保険はおりるのか。

Posted by: 佐伯 | Thursday, March 16, 2006 at 08:43 AM

証明書があれば従来ならすぐ出たのですが、今回の私の件を考えるとよく分からないですね。保険会社の担当者は、聞き取り調査まで行ったことについて「金額がでかいから」と説明してました。実際は怪しいと考えているのかもしれませんが。
ルピア、復活したようですね。けっこう残っているので、どうしようかと思っていたところです。

Posted by: 安田 | Thursday, March 16, 2006 at 08:50 AM

ルピア回復、エコノミストは懐疑的のようですよ。でも1年前よりは、確実にルピア高になっています。もし不要なら、わたしがいつでも買い取りますが、またアチェいらしてくださいな。村々で、元GAMメンバーが堂々と徘徊し、ありとあらゆるプロジェクトを独占している奇妙な空間になりましたが。

Posted by: 佐伯 | Thursday, March 30, 2006 at 02:43 AM

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